本記事は2026年9月30日時点の情報です。
「9月の株主優待をクロス取引で取りたいけれど、どの銘柄にすればいいか迷う」と感じていませんか。
- 9月優待の銘柄選び
- クロス取引のコストへの不安
- 締め切りの日はいつなのか
この記事では、クロス取引で年間80個の優待を受け取っている私が、9月末の権利で取れる優待を10銘柄にしぼって紹介します。楽天証券でクロス取引をしたときのコストも、1銘柄ずつ計算しました。2026年だけの記念優待や、私が2026年9月に実際に取った7銘柄のコストもあわせて公開します。

ねぇ相棒、9月に優待がもらえる銘柄ってそんなにあるの?

あるよ!実は年間で2番目にもらえる会社が多いのが9月なんだ!楽天の一般信用で計算すると、10銘柄どれも30円以下だったよ。計算の条件も一緒に確認しよう!
それでは、10銘柄の一覧から見ていきましょう。
結論|9月クロスの優待10銘柄
2026年9月は、9月28日(月)までに買えば、今回の10銘柄すべてが9月の優待の対象でした。楽天証券の一般信用(無期限)なら、コストはどれも30円以下という計算です。2026年は、ここでしか取れない記念優待が3つあったのも大きなポイントでした。まずは一覧で全体を見てから、計算の条件を確認しましょう。表のあとには、2026年だけの記念優待と、コストを計算した条件もまとめています。
10銘柄の優待とコスト一覧
10銘柄の優待とコストをまとめました。株価は2026年9月25日の終値です(出典:Yahoo!ファイナンス)。
| 銘柄 | 株価 | 9月末の優待 | コスト |
|---|---|---|---|
| オリエンタルランド(4661) | 2,968円 | ディズニーランド・シー 1デーパスポート1枚(記念) | 約18円 |
| プレステージ(4290) | 723円 | QUOカード3,000円分(記念) | 約4円 |
| スターゼン(8043) | 1,570円 | マックカード1,000円分(記念) | 約10円 |
| Joshin(8173) | 4,455円 | 優待券10,000円分 | 約27円 |
| マツキヨココカラ(3088) | 2,522.5円 | 2,000ポイント | 約15円 |
| ケーズHD(8282) | 1,876円 | 優待券1,000円分 | 約11円 |
| サイバーエージェント(4751) | 1,249.5円 | ABEMAプレミアム3か月無料 | 約8円 |
| ゼリア新薬(4559) | 2,035円 | ヘパリーゼW 10本 | 約12円 |
| 第一興商(7458) | 1,910.5円 | 200株で優待券5,000円分 | 約23円(200株) |
| 平和不動産(8803) | 2,373円 | 200株でカタログギフト4,000円相当 | 約29円(200株) |
表のコストは、株を借りて売るときにかかる貸株料だけを計算した金額です。第一興商と平和不動産は、優待が200株からなので200株で計算しています。
2026年だけの記念優待3つ
10銘柄のうち、オリエンタルランド・プレステージ・スターゼンの3つは、2026年9月末だけの記念優待です。保有期間の条件はなく、100株を持っていればもらえます。普段は貰えない優待なので、2026年ならではの機会でした。詳しく見ていきましょう。
コストを計算した条件
- 楽天証券の一般信用(無期限)で売り
- 貸株料は年1.10%
- 9月28日にクロス、9月29日に現渡し
- 株価は9月25日の終値
現渡し(げんわたし)とは、買った株をそのまま渡して、売りの取引を終わらせることです。株価が変わるとコストも少し変わるので、注文の前にもう一度計算しておきましょう。計算の方法は、後の章でくわしく説明します。
2026年だけの記念優待3銘柄
2026年9月は、会社の記念の年にあわせた特別な優待がいくつも出ています。今回の10銘柄に入れた3つの記念優待を紹介します。
オリエンタルランドのチケット
オリエンタルランド(4661)は、上場30周年を記念して、2026年9月末に100株以上を持っている人にチケットを1枚贈ります。東京ディズニーランドか東京ディズニーシーのどちらかで使えるチケットです。いつもの優待は500株以上が必要なので、100株でもらえるのはかなり嬉しいです。
楽天の一般信用(無期限)で計算したコストは約18円でした(株価2,968円)。くわしい内容は、オリエンタルランドの株主優待の記事でまとめています。

プレステージのQUOカード
プレステージ・インターナショナル(4290)は、2026年10月の創業40周年を記念して、9月末に100株以上を持っている人にQUOカード3,000円分を贈ります。今回限りの特別な優待で、いつもの3月末の優待とは別にもらえます(出典:ダイヤモンド・ザイ)。
株価は723円で、コストは約4円と10銘柄の中で1番低い結果になりました。
スターゼンのマックカード
スターゼン(8043)は、日本マクドナルドとの取引55周年を記念して、9月末に100株以上を持っている人にマックカード1,000円分を贈ります。今回限りの優待です(出典:スターゼンのお知らせ)。
コストは約10円でした(株価1,570円)。マックカードは10月下旬以降に届く予定です。

いつもの9月優待7銘柄
残りの7銘柄は、毎年9月末にもらえる優待です。先ほどの記念優待と異なり、毎年もらえる定番優待です。ここでは、使い道ごとに3つに分けて紹介します。200株から優待がもらえる銘柄もあるので注意しましょう。株数とコストを確認しながら、自分のお気に入り優待を探してみてください。
買い物に使えるJoshin・ケーズ・マツキヨ
Joshin(8173)は、100株で9月末に10,000円分の優待券がもらえます。2,000円の買い物ごとに200円券を1枚使えるしくみです(出典:Joshinの株主優待)。コストは約27円で、優待の金額が大きいのが特徴です。

ケーズHD(8282)は100株で1,000円分の優待券がもらえます。

マツキヨココカラ(3088)は100株で2,000ポイントがもらえます。
生活を豊かにする銘柄2社
サイバーエージェント(4751)は、100株でABEMAプレミアムの3か月無料クーポンがもらえます。ABEMAプレミアムは、ABEMAの有料プランです。9月末だけの年1回の優待なので、取り忘れに気をつけましょう。コストは約8円です。
ゼリア新薬(4559)は、100株で「ヘパリーゼW」10本がもらえます。3年以上持つと「ヘパリーゼWプレミアム極」10本に変わりますが、クロス取引では3年の条件は満たせません。コストは約12円です。

200株から取れる第一興商・平和不動産
第一興商(7458)は、200株から優待がもらえ、100株では対象外です。200株で、ビッグエコーなどで使える優待券5,000円分がもらえます。2026年9月末の分からは、紙の券ではなく電子のカードになります(出典:第一興商の株主優待)。
平和不動産(8803)は、株式分割のあと、200株で大丸松坂屋のWEBカタログギフト4,000円相当がもらえます(出典:平和不動産のお知らせ)。200株で計算したコストは、第一興商が約23円、平和不動産が約29円です。
楽天のクロスコストの計算
クロス取引では、株を借りて売るための「貸株料(かしかぶりょう)」がかかります。コストの大部分は貸株料なので、計算のしかたを知っておくと銘柄を比べやすくなります。ここでは楽天証券の一般信用(無期限)を例に、計算式と日数の数え方を確認しましょう。
貸株料の計算式
楽天証券の貸株料は、次の式で計算します(出典:楽天証券 信用取引の基本ルール)。
- 株価×株数×貸株料の率×日数÷365
一般信用(無期限)の貸株料の率は年1.10%です(出典:楽天証券 信用取引の手数料・金利・貸株料)。たとえばJoshinなら、4,455円×100株×1.10%×2日÷365で約27円になります。
日数が2日になる理由
日数は、注文した日ではなく「受渡日(うけわたしび)」で数えます。受渡日とは、株のやりとりが終わる日のことで、注文した日の2営業日後です。
| 取引 | 注文する日 | 受渡日 |
|---|---|---|
| クロス(買いと売り) | 9月28日(月) | 9月30日(水) |
| 現渡し | 9月29日(火) | 10月1日(木) |
楽天証券は、始めの受渡日と終わりの受渡日の両方を1日として数えるので、9月30日と10月1日の2日分になります。早めにクロスすると、そのぶん日数が増えてコストも上がります。
手数料と配当のコスト
楽天証券の「ゼロコース」なら、信用取引の手数料は0円です。ただし、配当がある銘柄では配当のコストがかかることを覚えておきましょう。
クロス取引では、買った株で配当を受け取り、売った側では「配当落ち調整金」という配当と同じ金額を払います。受け取る配当からは税金(20.315%)が引かれるため、その差がコストになります。この記事の一覧の金額には、配当の税金は入っていません。
楽天証券には、クロス取引の注文をまとめて出せる「らくらく優待取引」という機能もあります。在庫の確認から注文、現渡しまでの手間を減らせるので、来年9月のクロス取引をする人はあわせてチェックしてみてください。使い方とコストは、下の記事でくわしく解説しています。

【実体験】たくのクロス記録
ここからは、私が2026年と2025年に実際にクロス取引をした記録を紹介します。数字は、取引画面と、私が取引ごとにつけている記録の表から出しています。同じ銘柄でも、クロスした日などによってコストが大きく変わることが分かるでしょう。来年9月のクロス取引をする人の参考になればうれしいです。2026年は実際のコストを、2025年はクロスした日ごとのコストをくらべています。
2026年9月に取った7銘柄
2026年9月は、この記事の10銘柄のうち7銘柄をクロス取引で取りました。7銘柄のコストは合計871円です。数字は、現渡しの取引画面に出ていた「諸経費・金利」の金額です。
| 銘柄 | 実際のコスト |
|---|---|
| サイバーエージェント | 3円 |
| マツキヨココカラ | 7円 |
| ケーズHD | 16円 |
| プレステージ | 66円 |
| スターゼン | 90円 |
| オリエンタルランド | 132円 |
| Joshin | 557円 |
記事で計算した目安のとおり30円以下に収まったのは、サイバーエージェント・マツキヨ・ケーズの3つでした。Joshinは557円と、目安より大きくなっています。取らなかった3銘柄は、次の理由で見送りました。
- 第一興商:近くにビッグエコーなどがなく、使えないかもしれないため
- ゼリア新薬:前回のヘパリーゼがまだ10本以上残っていたため(本当は欲しい)
- 平和不動産:計画的に動けず、手数料無料の枠を超えそうだったため
2025年9月に取った3銘柄
2025年9月は、今回の10銘柄のうち次の3銘柄をクロス取引で取りました。2025年9月の権利付き最終日は、9月26日(金)でした。
| 銘柄 | クロスした日 | コスト | もらった優待 |
|---|---|---|---|
| オリエンタルランド | 9月18日 | 150円 | チケット1枚(65周年の特別優待) |
| マツキヨココカラ | 9月26日 | 25円 | 2,000ポイント |
| ケーズHD | 9月26日 | 13円 | 優待券1,000円分 |
オリエンタルランドは、権利付き最終日より早い9月18日にクロスしたため、日数が増えて150円かかりました。2025年の取引は、今回の計算と証券会社や株価がちがうので、金額はそのまま比べられない点に注意してください。
早くクロスすると上がるコスト
Joshinは、2025年8月28日にクロスして、9月29日に現渡しをしました。1か月ほど売りを続けたので、貸株料318円を含めてコストは428円になりました。
マツキヨココカラも、2025年3月は権利付き最終日より前の3月18日にクロスして117円、9月は最終日の26日にクロスして25円でした。早めにクロスすると在庫を確保しやすい反面、日数が増えるぶんコストが上がります。
2025年の記録では、権利付き最終日にクロスした取引は、どれもコストが30円以下でした。一方で、最終日より前にクロスした取引は34円から428円でした。在庫が残っているなら、最終日のクロスがいちばんコストをおさえやすいといえます。
9月クロスの注意点
クロス取引は、しくみを知っていればコストをおさえて優待を取れる方法です。ただし、日付や注文の種類をまちがえると、優待がもらえないこともあります。ここでは、9月のクロス取引で特に気をつけたい3つの点をまとめました。注文の前に1つずつ確認しておきましょう。どれも、注文ボタンを押す前に自分で確かめられることばかりです。
権利付き最終日と現渡し
2026年9月の権利付き最終日は、9月28日(月)でした。権利付き最終日の翌日に買っても、その月の優待はもらえません。2027年9月は、9月28日(火)が権利付き最終日になる見込みです。
クロスしたあとは、9月29日(火)以降に現渡しをして取引を終わらせます。現渡しを忘れると、売りの取引が続いて貸株料がかかり続けます。楽天証券の「らくらく優待取引」ならこの辺も簡単です。
在庫切れと逆日歩
一般信用の売りは、証券会社が用意した株(在庫)がないと注文できません。在庫は日々変わるので、注文の直前に在庫があるか確認しましょう。
在庫がないときに制度信用で売ると、「逆日歩(ぎゃくひぶ)」という追加のコストがかかることがあります。逆日歩は株が足りないときに売った人が払うお金で、あとから金額が決まるので注意が必要です。
長期保有の条件と株数
優待の中には、長く持っている人だけ内容が増える「長期保有の条件」があるものもあります。クロス取引は数日で終わるので、長期保有の条件は満たせません。
今回の10銘柄では、オリエンタルランド・ケーズ・ゼリア新薬・平和不動産に、長く持つと増える優待があります。また、第一興商と平和不動産は200株からなので、株数のまちがいにも気をつけましょう。
9月クロスのよくある質問
9月のクロス取引について、よく聞かれる質問をまとめました。はじめてクロス取引をする人がつまずきやすい点を中心に選んでいます。気になる質問から読んでみてください。答えの中の数字は、2026年9月26日時点のものです。株価や在庫は毎日変わるので、注文の前には最新の情報を確かめることが大切です。くわしい内容は、それぞれの章もあわせて読んでみてください。
2027年9月の締め切りはいつ
2027年9月は、30日(木)が9月の最終営業日なので、その2営業日前の9月28日(火)が権利付き最終日になる見込みです。2026年は9月28日(月)でした。
楽天証券以外でもクロス取引できる
一般信用の売りがある証券会社なら、クロス取引はできます。ただし、貸株料の率や在庫の量は証券会社ごとにちがうので、コストにも差が出るでしょう。楽天証券には、クロス取引の注文を1回で出せる「らくらく優待取引」もあります(くわしくはらくらく優待取引の記事)。
一般信用の短期と無期限のちがい
楽天証券の一般信用には、売りの期限が決まっている「短期」と、期限のない「無期限」があります。貸株料の率は、短期が年3.90%、無期限が年1.10%です。同じ日数なら無期限のほうが貸株料は安くなります。
優待が届く時期
届く時期は銘柄ごとにちがいます。たとえばスターゼンのマックカードは10月下旬以降、Joshinの優待券は12月上旬の予定です。くわしい時期は各社の公式サイトで確認しましょう。
コストが30円をこえる場合
この記事のコストは、2026年9月25日の株価と、9月28日にクロスする条件で計算しました。株価が上がったり、早めにクロスしたりすると、コストは上がります。配当がある銘柄では、配当の税金も別にかかります。
9月クロス取引のまとめ
最後に、この記事のポイントをふり返りましょう。
- 2026年の締め切りは9月28日(月)、2027年は9月28日(火)の見込み
- 楽天の一般信用(無期限)ならコストはどれも30円以下
- 2026年だけの記念優待はオリエンタルランド・プレステージ・スターゼン
- 2026年9月は7銘柄を取得して、実際のコストは合計871円
- 第一興商と平和不動産は200株から
- 最終日のクロスは日数が少なくコストが低め
2026年9月の権利は終わりましたが、9月は毎年優待が多い月です。来年に向けて、まずは証券会社のアプリで、気になる銘柄の在庫を確認してみてください。信用取引の口座がまだない人は、口座を開くまでに時間がかかることもあるので、早めに準備しておくと安心です。
※証券口座のリンクは準備中です。
※本記事は2026年9月30日時点の情報をもとに作成しています。株主優待の内容や株価、配当、証券会社のサービス内容や費用は変更される場合があります。最新の情報は各社の公式サイトでご確認ください。
※本記事は特定の銘柄の売買をすすめるものではありません。紹介した銘柄の将来の成果を保証するものではありません。
※投資には元本割れなどの損失リスクがあります。投資の判断はご自身の責任で行ってください。



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