発表日:2026年10月23日|分類:優待内容の変更・縮小
今回の要約
船井総研ホールディングス(9757)は、2026年12月末基準分から株主優待を変更します。年2回のQUOカードを廃止し、400株以上を対象とする年1回のポイント制を導入します。対象株数は100株以上から400株以上に変わります。100〜399株の株主は、2026年12月末の分から優待の対象外です。

QUOカードからポイント制に変わるんだね。400株からになって、ハードルが高くなったなぁ

100〜399株の人は、2026年12月末の分から対象外になるよ。変更前と変更後を比べてみよう♪
優待内容の変更前・変更後

変更前
- 100株以上が対象
- 6月末・12月末の年2回
- QUOカードを贈呈
変更後(2026年12月末基準分から)
- 400株以上が対象
- 12月末の年1回
- 保有株数に応じた株主優待ポイント
優待が変わるまでの流れ

今回の変更の前に、会社は株式分割と一緒に、優待の対象についても発表していました。
- 2025年11月10日:株式分割を発表(2025年12月31日の株主の1株を2株に。効力は2026年1月1日から)。優待は分割後も「100株以上」を対象のままとし、会社は「実質的な制度拡充」と説明していました(公式の開示)
- 2026年10月23日:QUOカードの優待をやめて、400株以上・12月末の年1回のポイント制に変えると発表。2026年12月末の分から変わります(公式の開示)
2026年の開示では、変更の目的として「投資の魅力をより高めること」と「株主との対話の強化」をあげています。優待倶楽部に登録した株主に、決算などのIR情報を届けたり、アンケートをしたりする考えです。

分割のときは100株のまま続けると発表して、その後の2026年10月に400株以上へ変わった流れだね
変更前のQUOカード(2026年6月末の分まで)

| 保有株式数 | QUOカード | 回数 |
|---|---|---|
| 100~999株 | 500円分 | 年2回(6月末・12月末) |
| 1,000~4,999株 | 1,000円分 | 年2回 |
| 5,000~9,999株 | 5,000円分 | 年2回 |
| 10,000株以上 | 10,000円分 | 年2回 |
出典:船井総研ホールディングス「株主優待制度の変更及び新制度導入に関するお知らせ」(2026年10月23日)
変更後のポイント数と受け取り方法

| 保有株式数 | もらえるポイント | 回数 |
|---|---|---|
| 400~599株 | 2,000ポイント | 年1回(12月末) |
| 600~799株 | 3,000ポイント | 年1回 |
| 800~1,499株 | 5,000ポイント | 年1回 |
| 1,500~2,499株 | 15,000ポイント | 年1回 |
| 2,500株以上 | 30,000ポイント | 年1回 |
1ポイント≒1円相当。出典:同上
1ポイントはおおむね1円相当です。ポイントは、株主限定の特設サイト「船井総研ホールディングス・プレミアム優待倶楽部」で、お米やブランド牛などのグルメ、スイーツ、飲料、電化製品、体験ギフトなど、5,000種類以上の商品と交換できます。ほかのプレミアム優待倶楽部の会社のポイントと合算できる「共通株主優待コイン」にも交換できます。対象株主への案内は2027年2月中旬に発送予定で、案内に沿って特設サイトへ登録します(登録の開始も2027年2月中旬の予定)。インターネットで登録できない場合は電話申込みも可能ですが、選べる商品に限りがあります。
ポイントの繰越には、同一株主番号で連続2回以上株主名簿に記載され、400株以上を継続保有する条件があります。繰越は最大2回分までです。

ポイントはグルメや家電などと交換できるよ。ただ、もらえるのは400株以上で、年1回の12月末だけなんだ

QUOカードは100株から年2回もらえたから、実質的に条件が厳しくなったと感じたよ
ポイントが失効するケース

12月末の権利確定日までに株主番号が変わると、その分のポイントは失効し、繰り越しもできません。発表資料にあげられている例は次の3つです。
- 株式を全部売った
- 証券会社の貸株サービスを使った
- 本人以外への名義変更・相続など
貸株サービスを使っている人は、12月末をまたぐ前に設定を確認しておきましょう。
400株を買うといくら?

2026年10月23日の終値は1,253円で、100株なら12万5,300円です(Yahoo!ファイナンス)。新しい優待の対象になる400株は、約50万1,200円になります(終値×400株の計算)。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 株価(10月23日終値) | 1,253円 |
| 400株の必要額 | 約50万1,200円 |
| 1株配当(2026年12月期・会社予想) | 48円 |
| 400株の年間配当(税引前) | 約1万9,200円 |
| 予想配当利回り | 3.83% |
| 400株の優待 | 2,000ポイント(≒2,000円相当) |
株価・配当・利回りはYahoo!ファイナンス(2026年10月23日)。400株の金額は筆者の計算。株価は毎日動きます
業績の推移

配当が続くかを見るために、会社の公式の数字で業績も確認しました。売上高は2021年12月期の228億円から、2025年12月期の333億円まで、5年続けて増えています。営業利益も、64億円から88億円に増えました。

出典:船井総研ホールディングス「財務・業績ハイライト」(決算短信をもとに会社が作成)。億円は百万円を四捨五入
営業利益は、5年で64億円から88億円に増えました。売上高に対する営業利益の割合(営業利益率)は25〜28%で、ほぼ横ばいです。

2025年12月期の自己資本比率は72.4%でした(同じ公式ページ)。

売上も利益も、5年間ずっと伸びているね!
配当金の推移と配当方針

私は船井総研の株を持っていませんが、優待が変わるニュースを見て、配当の増え方に注目しました。優待は400株以上・年1回のポイントに変わりますが、配当は優待とは別に、持っている株数に応じて出ます。2026年12月期の予想配当は1株48円です。
| 決算期 | 年間配当(1株・調整後) |
|---|---|
| 2021年12月期 | 24.00円 |
| 2022年12月期 | 27.50円 |
| 2023年12月期 | 32.50円 |
| 2024年12月期 | 37.50円 |
| 2025年12月期 | 42.50円 |
| 2026年12月期(会社予想) | 48.00円(中間24円は実績) |
出典:Yahoo!ファイナンス 配当情報(2026年10月24日確認)。調整後は、株式分割にあわせて今の株数に直した金額です。船井総研HDは2025年12月31日を基準日に1株を2株に分割しました(効力発生は2026年1月1日、公式の開示・2025年11月10日)。公式の2025年12月期の1株配当85円を2で割ると42.5円で、表の調整後の金額と同じです

調整後の数字では、5年前の24円から、今期予想の48円まで毎年増えていて、2倍になりました。配当性向(利益のうち配当に回した割合)は、2021年12月期から2025年12月期まで54〜61%です(Yahoo!ファイナンス)。
会社は配当政策として、株主への適切な利益還元を「経営の最重要課題」とし、業績を考えた利益配当を続ける考えを示しています(公式「株主還元」)。配当性向の目標の数字や、減配しない方針などは、公式ページの文章には書かれていません。
10月23日の終値1,253円で計算すると、予想配当利回りは3.83%です(48円÷1,253円)。新しい優待の対象になる400株は約50万1,200円で、配当は年に約1万9,200円(税引前)になります。
たくの見解:今は400株を買わない
私は船井総研の株を持っていません。配当金と優待の両方が魅力の企業でした。
優待がQUOカードからポイント制に変わって、もらえる条件が400株以上になったのは、ハードルが高くなったと感じています。

400株だと約50万円。今の私のポートフォリオのバランスを考えると、マイナスのイメージなんだ。だから、今は400株は買わないよ

配当×優待の魅力はあるけど、全体のバランスを見て決めたんだね
ただ、買わないと決めたわけではありません。今後買う可能性はありますし、ポートフォリオ全体が育ってきたら、400株も目指したいと考えています。
公式資料・関連ページ
- 株主優待制度の変更及び新制度導入に関するお知らせ(公式PDF)
- 船井総研ホールディングス IRニュース(公式)
- 船井総研ホールディングス 株主優待(公式)
- 船井総研ホールディングス 株主還元(公式)
- 船井総研ホールディングス 配当情報(Yahoo!ファイナンス)
- 船井総研ホールディングス・プレミアム優待倶楽部(公式)
本記事は、2026年10月23日付の会社発表、公式株主優待ページ、Yahoo!ファイナンス(10月23日)の情報をもとにしています。条件や手続きの詳細は、会社の公式情報をご確認ください。


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