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優待クロスとは?クロス取引をわかりやすく|実際にかかった費用も紹介

優待クロスとは?初心者向け|しくみと費用をわかりやすく(アイキャッチ)

本記事は2026年10月25日時点の情報です。

NISAで投資に慣れてきて、次は株主優待も楽しんでみたい。そんなときに目にするのが「優待クロス」という言葉ではないでしょうか。

こんな疑問はありませんか
  • 優待クロスって、どんなしくみ?
  • 株価が下がったら損しそうでこわい
  • 手数料は実際いくら?儲かるの?

優待クロスは、株価の上げ下げの影響を小さくして、株主優待を受け取る方法です。私は自分の口座で優待クロスを続けていて、2025年にもらった優待は夫婦で82件(33銘柄)でした!

たく
たく

私も2025年、結構な数クロスで優待をもらってきたね!

AI相棒
AI相棒

しくみは、シーソーをイメージすると分かりやすいよ♪

結論|優待クロスのしくみ

優待クロスとは|結論:株価の上下を打ち消して優待を受け取るしくみ

通常、株主優待をもらうには株を買いますが、株価が下がるともらえる優待以上に損をすることもあります。

優待クロスは、株価の上げ下げによる損得が打ち消し合うようにして、株主優待だけをもらう方法です。私はこの方法で、2025年は、約9万円分(額面の目安)の優待を、約6,000円の費用で獲得しました!

同じ株を同じタイミングで「買い・売り」をする

同じ日に、同じ株数だけ、買いと売りの両方で注文します。買いは「現物」、売りは「信用取引」で入れるのが基本です。

株主優待がもらえる仕組み

権利確定日に株を持つことで、株主優待をもらえるしくみです。買った株の配当は税金が引かれてるので税金分費用が発生します。

費用は1件あたり数十円〜数百円

私の2025年の記録では、費用は1件あたり約49円〜約230円でした(月ごとの平均)。銘柄や注文の日で変わります。

優待クロス(クロス取引)とは

優待クロス(クロス取引)とは|シーソーのたとえ

優待クロスは、「クロス取引」「つなぎ売り」とも呼ばれます。楽天証券は「つなぎ売り」、三菱UFJ eスマート証券は「優待クロス取引」という名前で案内しています(楽天証券・三菱UFJ eスマート証券)。

シーソーでイメージしてみよう

優待クロスの仕組み:現物買いと信用売りで株価の上がり下がりを打ち消し合う

※図では「相殺」と書いてあります。打ち消し合うという意味です。

株価が上がると買った株は得をして、売った株は同じだけ損をします。シーソーはつり合うので、損をすることもなければ、逆に得をすることもないのがクロス取引の特徴です。

つまり、株価が100円上がると、実際の株は100円の得、信用売りは100円の損になり、損益はほぼ0円になります。

おもちゃの売り買いでたとえると

優待クロスは、おもちゃの売り買いにたとえると、3ステップです。

  • ①おもちゃを買う(現物買い)
  • ②同じ日に、おもちゃを買った金額で売る約束をする(信用売り)
  • ③特定の日が過ぎたら、約束の値段でおもちゃを売る(品渡し・現渡し)
おもちゃで考える優待クロス(①現物買い②信用売り③品渡し・現渡し)

①と②を同じ数でそろえておくと、おもちゃ(株価)が高くなっても、安く売る約束をしているので、自分は損も得もしないことになります。

その間に、「おもちゃを持っている人だけがもらえるおまけ(株主優待)」を受け取れます。

用語で言うと、信用売りは「証券会社から株を借りて、先に売っておく取引」のこと。実際には、貸株料などの費用が少しかかる点に注意です。

ふつうに株を買うのとの違い

ふつうに株を買うと、株価が下がれば、その分だけ損をします。優待クロスは、株価の動きの影響を小さくできるのが違いです。その代わり、株を借りる「貸株料」という費用が発生するのが特徴です。

AI相棒
AI相棒

「株価が下がったらこわい」という不安を、小さくできるのがポイントだよ!

しくみを用語で整理

優待クロスのしくみ|注文から優待が届くまでの流れ

流れは、注文→権利付き最終日まで持つ→現渡し→権利確定日→優待が届くの5つ。

優待クロスの流れ

現物買いと信用売り

「現物買い」は、ふつうに株を買うこと。「信用売り」は、証券会社から株を借りて、先に売ることを指します。

用語のメモ
  • 現物:自分のお金で買って持つ株
  • 信用取引:証券会社から株やお金を借りてする取引
  • 一般信用・制度信用:信用取引の種類。在庫や費用のしくみが違う

おもちゃのたとえと用語

前の章のおもちゃのたとえでいうと、②の「売る約束」が信用売り、③の「約束の値段で売る」が現渡しです。

売る約束をしているあいだは、証券会社に貸株料という費用を払います。約束の日数が長いほど、費用も増えるしくみです。

現渡しで取引を終える

権利付き最終日まで両方を持ったら、その日の取引が終わったあとに、買っておいた株を渡して、売る約束を終わらせます。これを現渡し(げんわたし)と呼びます。三菱UFJ eスマート証券は「権利付最終日の15時45分以降」、楽天証券は「権利付き最終日の翌営業日以降」と案内していて、時刻は証券会社によって違います(三菱UFJ eスマート証券・楽天証券)。

三菱UFJ eスマート証券の案内では、権利付最終日の15時44分以前に現渡しをすると、株主の権利が得られず、優待を受け取れません。お店の会員名簿でいえば、しめ日の受付が終わるまでは会員のままでいる必要がある、というイメージです。

お店の会員名簿のたとえ:しめ日まで会員でいると特典(優待)が届き、早くやめると届かない

優待が届く時期は、会社によってさまざま。三菱UFJ eスマート証券の案内では、約3か月後が目安とされています。

たく
たく

現渡しは、正直いまでも忘れそうになるよ…

優待クロスの始め方

優待クロスの始め方|口座の準備から現渡しまで

始める前の準備は、口座とお金の2つ。そのあとは、注文して現渡しをするだけです。

始める前に、かかる費用と注意点もあわせて知っておくと安心です。

優待クロスを始める前に準備すること
  • 信用取引口座を開く
  • 株を買うお金を口座に入れておく
  • 在庫と権利付き最終日を確かめる

①信用取引口座を開く

信用取引口座は、ふだんの証券口座とは別に申し込みます。NISAで使っている証券会社でも、申し込みと審査が必要です。審査に日数がかかることもあるので、早めに準備しておくと安心。

口座を選ぶときに見ておきたいこと
  • 一般信用の在庫の多さ
  • 手数料や貸株料などの費用
  • 優待クロス向けの注文ができるか

どれも証券会社によって違うので、各社の公式サイトで確認してください。

※証券口座のリンクは準備中です。

②株を買うお金を入れておく

現物で買う分のお金は、取引のあいだ口座に必要です。たとえば株価3,000円の銘柄を100株なら、約30万円になります。信用取引の保証金も別に必要なので、金額は証券会社の案内で確かめましょう。

③在庫を見て同時に注文する

在庫があるのを確かめて、現物の買いと信用の売りを同じ日に注文します。楽天証券の「らくらく優待取引」なら、注文は1回で済むのが便利です。

【初心者】優待クロス取引のやり方|らくらく優待取引の手順とコスト
楽天証券のらくらく優待取引で優待クロス取引をするやり方を、初心者向けに解説します。信用取引口座などの準備、注文の手順、貸株料の計算方法や配当金に関係するコストに加え、注文画面を試した感想と在庫切れの失敗談も紹介します。

④現渡しを忘れない

権利付き最終日の取引が終わったあとに、買っておいた株を渡して、売る約束を終わらせるのが現渡しです。早すぎると優待の権利がなくなり、忘れると貸株料がかかり続けるので注意しましょう。

優待クロスでかかる費用

優待クロスでかかる費用|貸株料・手数料・逆日歩

優待クロスは、費用が0円になるわけではありません。主な費用は次のとおりです。

貸株料はレンタル料

貸株料は、借りた株の金額と日数に応じてかかる費用です。レンタルした日数で料金が増えるのと同じで、早く注文するほど高くなります。

手数料・プレミアム料・逆日歩

注文の手数料は、証券会社やプランによって違います。在庫が少ない銘柄では、プレミアム料がかかることも。制度信用で売ると、株が足りなくなったときに逆日歩という費用がかかる場合があります(三菱UFJ eスマート証券)。

配当にかかる税金の分

配当が出る時期にまたがると、配当にかかる税金の分が費用になることがあります。売った側は配当と同じ額を払い、買った株の配当は税金が引かれて入るためです。口座の設定によっては、あとで税金が戻ることもあると説明されています(三菱UFJ eスマート証券)。

【実体験】私の費用と優待

【実体験】私の優待クロスの費用と優待|2025年

私の口座では、2025年の優待クロスで8万2,263円分得をしました。優待の価値(額面などの目安)から、費用6,137円を引いた金額です。

取得数の多い3か月の例

権利月1件あたりの費用得をした金額
3月100円18,600円
2月約230円17,657円
9月約49円19,009円
3か月の合計55,266円
出典:私の取引記録。優待の価値は額面などの目安で、使った金額・売れる金額ではありません

取得数の多かった2月・3月・9月だけで、5万5,266円分でした。くわしい銘柄ごとの表は、次の記事にあります。

【優待クロス】「儲からない」は本当?実体験をもとに計算した結果
私は2025年、優待クロスの取引41件で8万2,263円分得をしました。優待の価値(額面などの目安)8万8,400円からコスト6,137円を引いた実体験の数字です。月ごとの表と、在庫・手間・配当の税金の注意点つき。

最も手間なのは在庫の管理

私が最も手間に感じるのは、在庫の管理です。早く取りすぎると貸株料がかさみ、待ちすぎると在庫がなくなって取れないこともあります。

たく
たく

在庫とにらめっこしながら、取るタイミングを決めるのが1番の手間!

私が続けている理由

私が続けているのは、使わずに置いておくお金も上手く回して、少しでもお得に生活したいと考えているからです。生活に必要なお金の置き場所は、人それぞれです。

優待クロスの注意点

優待クロスの注意点|在庫・逆日歩・長期保有の条件

始める前に、取れないことや、費用が増えることもあると知っておくと安心できます。

在庫がないと取れない

一般信用で売るための株(在庫)がないと、売りの注文が出せません。私も、2026年のカワチ薬品は在庫がなくて取れませんでした。

制度信用は逆日歩に注意

制度信用では、注文の時点で逆日歩の金額が分かりません。思ったより費用が大きくなることもあります。

長期保有が条件の優待

「1年以上持っている株主」など、保有期間が条件の優待は、数日だけ持つ優待クロスでは対象にならないことがあります。会社の株主優待のページで、条件を確かめてから注文しましょう。

NISAとの関係

優待クロスとNISAの関係|NISA口座では信用取引ができない

NISAをしている人は、NISA口座では優待クロスができないことを知っておきましょう。

NISA口座では信用取引ができない

松井証券のよくある質問には、「NISA口座で信用取引はできません。現物取引のみ可能です。」と書かれています(松井証券)。優待クロスには信用売りが必要なので、NISA口座ではできません。

特定口座や一般口座でする

NISA口座では信用取引ができないので、特定口座か一般口座で行うのが一般的です。松井証券のよくある質問には、NISA口座では現引・現渡もできないと書かれています。

優待と税金

国税庁の確定申告特集では、株主優待を受け取った場合は雑所得(その他)として確定申告が必要な場合があるとの案内です。給与所得以外の所得が20万円以下の方など、確定申告がいらない場合もあります(国税庁)。ご自身の状況は、税務署や税理士に確認してください。

よくある質問

優待クロスのよくある質問

「違法?」「どれくらい得?」など、気になる疑問は公式の情報と私の記録がもとの答えです。

優待クロスは違法?ずるい?

優待クロスは、証券会社が案内している取引です。楽天証券や三菱UFJ eスマート証券も、説明のページを出しています。

優待クロスでどれくらい得になる?

私の場合は、2025年に8万2,263円分得をしました。ただし額面などの目安で計算した金額で、銘柄・時期・在庫で変わります。

優待クロスのデメリットは?

在庫がないと取れない・費用がかかる・手間がかかるの3つです。株を買うお金も、一時的に必要になります。

現渡しはいつする?

権利付き最終日の取引が終わったあとです。三菱UFJ eスマート証券は15時45分以降、楽天証券は翌営業日以降と、証券会社によって違います。予約できる証券会社もあるので便利です。

株価が下がるとどうなる?

買った株は損をしますが、売った株は同じだけ得をするので、損益はほぼ打ち消し合います。注文の値段がずれると、少し差が出ることもあります。

つなぎ売りとの違いは?

同じ意味で使われることが多い言葉です。楽天証券は「つなぎ売り」という名前で案内しています。

何日前から注文する?

早く注文すると貸株料が増え、遅いと在庫がなくなることがあります。在庫と貸株料のバランスで決めるのがコツです。

まとめ

優待クロスとは?のまとめ

優待クロスは、株価の上下を打ち消して、株主優待を受け取るしくみです。私の場合は、2025年に8万2,263円分得をしました。

この記事のポイント
  • 買いと売りを同じ日に同じ株数で入れる
  • 現渡しは権利付き最終日の取引のあと(時刻は証券会社で違う)
  • 残るのは株主優待と、貸株料などの費用
  • NISA口座ではできない(特定口座・一般口座で)
  • 在庫・逆日歩・長期保有の条件に注意

試すなら、よく使うお店の優待1つからだと、費用と手間の感覚をつかみやすいです。

たく
たく

2025年の実績の表は、こっちの記事にのせているよ!

【優待クロス】「儲からない」は本当?実体験をもとに計算した結果
私は2025年、優待クロスの取引41件で8万2,263円分得をしました。優待の価値(額面などの目安)8万8,400円からコスト6,137円を引いた実体験の数字です。月ごとの表と、在庫・手間・配当の税金の注意点つき。

※本記事は2026年10月25日時点の情報と、筆者の2025年の取引記録をもとに作成しています。証券会社のサービス内容や費用、株主優待の内容は変更される場合があります。最新の情報は各社の公式サイトでご確認ください。※本記事は特定の銘柄の売買をすすめるものではありません。紹介した銘柄の将来の成果を保証するものではありません。※投資には元本割れなどの損失リスクがあります。投資の判断はご自身の責任で行ってください。

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